8月4日
ブルーウォーターツアーダイブ
DIVE 1 石廊崎 S 10マイル
DIVE 2 神子元島 SW 15マイル
水温 28.9℃
今年もこの季節がやってきた。
伊豆半島に黒潮が近づく夏。
その恩恵は計り知れず。
暖かく、そしてどこまでも青く美しい潮色はもとより
南から多くの命を運んで僕らに希少な生物との出会いをくれる。
やがて季節は移り、黒潮も伊豆から離れるとき。
暖かな海で産まれた魚たちとの時間も別れが近づく。
そんな刹那的な出会いに心を揺さぶられるのが伊豆ダイバーの
本懐だろうと思う。
そんな黒潮を身体で感じられる。
それがブルーウォーターダイビングだ。
行ってきました!太平洋!(笑)
早朝5時に田子の港に集まった皆さんと一緒にいざ青い潮を求めて(*’▽’)
今回の参加者は総勢15名。
定員MAX!
毎年行っているブルーウォーターツアーですがかなりのリピート率で何年も連続参加のゲストさんもいる。
そんな中今年は初参加のゲストさんがほとんどでした!
引率はけんろー&みよこ、そして船上サポートで伊藤。
いつも通り社長の操船です。
定刻前に皆さん到着でやる気満々!
滞りなく出港です。
針路はもちろん南♪
優しい風と柔らかな波、上ってきたばかりの朝日は水面に
跳ね返り、朝ご飯を頬張るゲストの顔をキラキラと。
ともすれば、一瞬で眠りに落ちそうな。
心から落ち着くそんな海況である。
しかし、我々は田子の港を出たときから長い闘いが始まる。
遥彼方の水平線をジッと睨み、流れ藻や漂流物を探す。
そして視線を戻しては船の近くの水面で大型の海洋生物の兆候を探す。
非常に目が疲れる作業である。
おかげで昨日は即気絶したのは言うまでもない(笑)
そして美しいのは海だけではない。
西伊豆から南伊豆にかけての海岸線は
豊かな緑と火山の恩恵の美しき断崖。
こんな絶景も船旅ならではの景色なのだ。
やがて伊豆半島の陸地遠ざかり。
伊豆七島が見え始める。
『神津、三宅、式根、利島?大島?』と
隣でみよこは社長に教えられた島々を何度も間違えながら呪文のように繰り返す(笑)
終いには全部写真に撮って繰り返していた・・・( ゚Д゚)
そのころ海をみれば
まさしく黒潮の支流だ。
しかも本流近くの支流であろうその潮色はそう。
紺碧。
この言葉が当てはまる。
水面の水温はなんと28.9℃!!
1本目はここで行うことになった。
ここ数年は潮位置が悪い年が多く、そこそこの潮はあっても本来のブルーウォーターに当たることがなく、自然のこととは言え
歯がゆい思いも味わった。
しかし、今回の海は漁師時代から何十年もこの海域を見続けた社長も太鼓判を押す。
そんな紺碧の海がそこにはありました!
皆がエントリーし、フロートから下を覗くとどこまでも吸い込まれそうな青。
プランクトンのほとんど生息しない、塩分濃度の高いこの潮流は果てしなく透明度が高い。
今回けんろーはどこまで見えるかな?
というのを試してみた。
一番端のゲストさんを指標に離れてみると
おそらく35mはオーバーしているだろう。
と言うより、ほんとにどこまでも見えるような気がする。
最高の潮に当たった。
自分の記憶では以前本流がものすごく近い時があって、その時と同じだったと思います。
さらに移動して2本目。
漂流物を見つけるとブイに長いロープが着いていた。
よく見れば、南からこのブイとともに流れて来たたくさんの魚が着いていた。
2本目は魚と一緒に潜った。
南からの友達は初めて見るダイバーにおっかなびっくり。
すれすれまで近づいてみては急に離れてみたり、そしてまた寄ってくる。
その微妙な距離感を楽しみながら青い海を楽しむ。
途中にはカマスサワラも登場!
そこまで大きくはないが、普段沿岸では見れない生物の登場はさらに嬉しくなる。
帰路も漂流物を見つけてはスノーケルで楽しむ。
とても暑い日差しに変わった日中でもみんな子どものように遊ぶ。
裸で一生懸命サポートにまわる伊藤の背中は一皮むけたところがまた同じ色に戻っていた(笑)
徐々に風が強くなる予報も当たり概ね定刻に帰港。
最後はみんな笑顔で記念撮影!
狭い船上でも皆さん思いやりと譲り合いの気落ちでご協力ありがとうございます。
おかげ様でとても気持ちの良い素晴らしいツアーとなりました!
また来年に期待しましょう!!
伊豆 ダイビング シーランド けんろー。