日付10月30日
気温21℃
平均水温湾内22.0℃
外海21.6℃
透明度湾内8~15m
外海15~20m


10月がまもなく終わろうとしているが
暖かな日差しがその事実を朧ろげにさせる。

とっくに葉が枯れ落ちたシーランドの桜の木。
狂い咲きというには数が多すぎるその可憐な花たちが
さらにそんな思いを強くさせるものだ。
しかし冬の足音はお店の屋根を叩く、ドングリの音とともに
確実に近づいている。

・・・・はずなんですが!!!

はい!けんろーです。
秋はなんだかとってもおセンチです。
なんだかとっても眠いです。
そしてなんだかお腹が空きます。
うーん、やっぱり秋なんだなー。

今年は天候も海の中もいろいろとおかしなことが多すぎて
本当に季節感が無く、モヤっとしますね。

そんな海ですがやっとそれらしさがやってきました!
存分に味わってきましたよ!(*’▽’)

今日のゲストは今月2度目のIさんです♪
マンツーなので大好きなサクラダイを存分に楽しんでもらおー!
ということで、1本目は沖の浮島根。

今日はずっと気になっていた手前側の根間を攻めてみました!
これが大正解!
潜降後、ソッコーでキンギョハナダイを切り裂いたのは
かなり大きいツムブリ2匹!かなりブリブリしたサイズで
まさに秋の回遊魚!と言った感じ。

サクラゾーンは流れがまったく無かったので固りが弱かったのですが軽く見積もっても100以上のオスが視界に入ります!
そしてその上を数えきれないメスたち。
Iさんも『遠くからはキンギョハナダイかと思った!』というぐらいに根頭キンギョほどにも群れているサクラ女子💛
じっくり!と言えるほど長くはいられないので集中して撮影。
Iさんが撮っている間に根回りを探索すると、さすが深場ですね~。超かわいいキツネベラ幼魚も見ることができました!
できればヒオドシベラとか深場のベラも見つけていきたいですね!

後ろ髪引かれる想いで戻りながら他の根も見ていくとこっち側にも
ベニハナダイが数匹、やはりオス婚姻色も見られてやっぱり今年はよく見れるなーという印象♪
じっくりキンギョを撮って、最後は・・・
やっといつもの沖の浮島根!
そう!イサキ!イサキ!イサキ!
これが無いとおかしいもんね(*’▽’)

キンギョハナダイに突っ込むとそこにはスズメダイの壁、そしてそれを抜けると360℃イサキ!
これが当たり前だった海を少し懐かしく感じながらもひたすら突っ込み囲まれる。
たまにさっきのツムブリが一緒にイサキシャワーを演出してくれるのでテンション爆上げ!
深いダイビングだったので時間は短くとも内容は特濃です!
いやー、本当にイサキで前なーんも見えなくなったわー!
そして透明度も急激に回復!
深場20m!青い潮です💛

2本目は心を落ち着けて弁天島でゆっくりとマクロフォト。

まずは砂地でヒレナガネジリンボウのペアから。
あっという間に1匹は引っ込みましたがもう1匹は良い子。
オトメハゼはあっという間に遠くに逃げてしまいましたが
クロイトハゼは一生懸命お家づくり。
超久しぶりに見たササハゼは必殺技を発見30秒で発動!
ササハゼっていきなり消えるんですよね~。
って言っても砂に潜るんですけど、そのスピードが半端ない!
昔はよく見たのに最近は本当に出会わなくなりました。

ニシキフウライウオは単独になってしまいましたが健在。
マダラタルミ幼魚は今日は見当たらず。
行動範囲がかなり広がっていたので旅立ってしまったかもしれません。
でも、ドリーちゃんは今日もサンゴにしっかりとしがみついています。メガネゴンべはもはや何個体いるか分からないです!笑
あとこの頃またホウセキキントキがよく見れるようになりました。

そして沖スロみたいに頭の中で『キュイン!』って音したのが
コクテンカタギ!!
今年は田子島でも見れましたよね~!
チョウチョウウオが沢山みれる田子でも
サンゴの所じゃないし、深めの深度なのでなかなかお目にかかれないから嬉しいです。
サンゴつきではやはりレア種のチョウチョウウオ、ミカドチョウチョウウオも久しぶりに確認しましたが元気な様子。

弁天島はやっぱり秋から冬が激アツ!
これから益々激しくなりそーです!

Iさんありがとうございました!
また次回お待ちしております♪

伊豆 ダイビング シーランド けんろー。