日付 | 8月25日 | |
気温 | 30℃ | |
平均水温 | 湾内 | 26.2℃ |
外海 | – | |
透明度 | 湾内 | 7~12m |
外海 | -m |
むかし。
自分がまだインストラクターはおろか、初心者を卒業した程度のころ。
この頃は当然ガイドなんて出来ないからひたすら毎週操船をしていたものだが、仕事が終わってから潜りたい自分に
先輩イントラさんたちはお疲れのなか有難いことに付き合ってくれていた。
生物に対する興味がどんどん出てきて、名前を覚え始めた。
好きなウミウシなんかはどんどん名前を覚えていったし、自分で見つける楽しみを感じていた。
そんな時によく聞いたセリフがある。
『ハゼにハマったら終わり!』
え?なんで?ハゼかわいいじゃん?と思った。
そういう話ではなかった。
ハゼはものすごく数が多い上に判別が難しい。
そういう理由だった。
ふーん、そっかあ。
まだまだウミウシが頭の中の大多数を占めていた自分はそんな印象だった。
だが、そのうちにマクロ全般が好きになる。
小さければ小さいほど可愛い。
同じ生物でも小さいほうの写真を撮る。
こういった具合に立派なマクロダイバーが出来上がるのだ。
するとウミウシ、甲殻類、ハナダイと幅が広がる。
そしてハゼも当然のように興味を抱いてくるのだ。
はい!けんろーです!
このブログを書いていて不意に思い出したのが
以前シーランドツアーで行ったパラオでの一コマ。
パラオでも屈指の地形ポイントである『ブルーホール』
美しいホールポイントで差し込む青い光に超絶癒される神秘的な
場所だ。
そんな場所ですら何か見つけたい一心で壁を凝視していたけんろーと愛弟子のNちゃんに対して放ったAっちゃんの一言が
『あんたたちはブルーホールに来てまで壁を眺めるって何なの?笑』
である。
いや、仰る通りだである!笑
ただパラオという地でしか見れない珍しいマクロが見たいという
そのマクロ魂はご理解いただきたいのである。
さてさて、そんな昔話はここで一度置いとくとして。
本日のゲストは同じ会社の同僚&元同僚という仲間たち
Yくん、Nちゃん、Rくん、Tちゃんの4名さま。
経験本数もバラバラな4人なので、まずは湾内で
行けそうなら外海にと考えていたのですが
残念ながら南西風が強くなったので湾内で2ダイブになりました。
まずは弁天島に。
キャリア10本のYくんにも楽しんで貰えるように伊豆の生物もいろいろ見てきましたが、やはり最初はヒレネジですね。
今日は先日みた個体ともう一つの巣穴のペアも確認してきましたが
見れたのはどっちも1個体でした。
でも、4人ともしっかり見れて良かったです。
Nちゃんはみんなの分も写真を!とけんろーのプレッシャーの中頑張って撮影してくれてました!笑
説明していたオトメハゼやハナハゼ、ダテハゼ、クロイトハゼなど定番生物を見ながらゆっくりと進み、これも最近のコース定番アシボソベニサンゴガニへ。
本当にこの水深で見れるのは嬉しいです。
キビナゴの群れはこの辺から終盤までずっと居て
たまにソウダガツオとイナダが突っ込んでました。
浅場へ帰って、さあテーブルサンゴを!と思っていたんです。
Yくんのエアが少なくなっていたのでササっと回って浮上かなーと思いながら自分の残圧計をみた。
ん?と二度見。
おそらくエアーの少ないタンクを背負ってきてしまいましたね💦
飼い犬のようにNちゃんのオクトに繫がれてセダカギンポとアオリイカを見てブイに戻りました。
あるあるですが、お客さんの事ばかり心配して・・・ってやつです。気をつけますね~!
2本目は白崎へ。
オキナワベニハゼにセボシウミタケハゼやRくん自ら発見したアカホシカクレエビやイシヨウジ。
Rくんマクロダイバーの素質ありあり!笑
大きく成長した越冬ハタタテダイの群れやクロホシフエダイの小群れ。
いろいろ観察しながらサンゴエリアへ。
テーブルサンゴを渡っていくなかで猛烈にアワイロコバンハゼとフタイロサンゴハゼが着いているテーブル発見。
その付近を見ているとうーん、アワイロコバンハゼってこんなに大きくなるのかな?っていうサイズのものを発見する。
最近はフタイロサンゴハゼも越冬して巨大化しているのでありえるかなあと思いつつ観察。
よく見ると脊柱の星が見当たらないのでアワイロコバンハゼでないことがわかった。
あとで図鑑で見てみると眼下の線が太く2本。
コバンハゼ属の1種-7かなあと思いました。
さらにそのサンゴ付近にいたのが
また悩ましい・・・
ちっさいのでアワイロコバンハゼかなーと撮影したら
これも脊柱上の白点なし。
近いのはコバンハゼ属の1種-5だが眼下に3本の水色線とのこと。
これは2本線で目を通っていない・・・(゜-゜)
ああああああああああ!
やっぱりハゼはむずかしいいいいいいいいいい!!笑
でもね、いいんです。
可愛いハゼを見て楽しむのが大事です。
同定することだけがダイビングの目的じゃないって最近思います。
もちろん調べてわかるものは知識として大事にしますけどね。
最後はウミヅキチョウチョウウオの多分越冬個体だろう大きな子も観察してきました。
みんな越冬しまくりですね・・・
そんな訳で2本目はじっくり長めのロングダイブ。
皆さんありがとうございました!
またぜひ遊びいらしてくださいね~!!
伊豆 ダイビング シーランド けんろー。